映画のおかげで残った記憶

今でこそ、暇さえあったら映画館に行き、酒の肴には映画のDVDという私ですが、
子どもの頃の私は、それほど映画が好き!というわけではありませんでした。
決して映画嫌いだったというわけではないのです。
たまに親に連れられて見に行った映画や、
友達のお母さんが連れて行ってくれた映画館で見た映画は、
今でもはっきり覚えています。
単に映画を距離のある存在として捉えていた、ということだと思います。
事実田舎に住んでいた私は、最寄りの映画館に行くにしても、
電車・若しくはバス+徒歩で片道1時間少々の距離を、
移動しなければならなかったのです。
その地で生まれ育っていたのならまだしも、
転校生として途中で編入して来た私です。
土地勘もなければ、なんとなく街に馴染みがない。
娯楽云々に辿り着くまでには、短すぎる時間だったのです。
ですが、そのおかげで子どもの頃に見たわずか数本の映画が、
はっきりと記憶に残っている・とも言える気がしています。
「あまり面白くなかったな」と思う映画のストーリーすら、
しっかり記憶しているのです。
それほど、映画を見るということが新鮮な体験だったとも言えます。