映画が好きだからちょっとだけ考えること

子どもの頃に見た映画・そして今映画館で見る映画、
どちらも映画であることに変わりは無いのですが、
ちょっと違うことがあります。
それは、最近の映画の「原作率」の高さ。
私が子どもの頃の映画にだって原作はありました。
ですが、これほど多くは無かった気がするのです。
私は映画も観ますが、小説やマンガも好きです。
先に小説やマンガ(原作部分)に触れてから、
実写化された映画を見ると、「こんな風になるんだ」という新鮮さはありますが、
最初からストーリーを分かっているので、完全な新鮮さを味わうことはできないのです。
オリジナルであることの面白さ、に欠けているのです。
たまに、原作とラストシーンが違うという作品もありますが、
それをオリジナルと言うのはやはり無理があります。
(原作者の意向となると、それは原作者のオリジナルですし。)
話の流れ自体が分かりきってしまっているので、
そこに沿っていれば沿っているで新鮮さがないし、
沿っていなければ沿っていないで「原作の意味がない」と思ってしまうのです。
実写化映画そのものの出来、という問題ではありません。
原作がある以上、それを知ってしまっている以上、
どんなに良い撮り方をしていても、今書いたようなことを感じてしまうのです。
すごく、勿体ないです。
「どこかで見た話」であっても、普通全く同じになるなんてことはありません。
それでいいんだと思うのです。
人が物語を作り始めて数千年、若しくはそれ以上経過しているのです。
どの作品にも全く似ていない、似ている要素がない、
そんな作品じゃなくたっていいんです。
映画は、視覚・聴覚もすべて楽しませてくれるエンターテイメントです。
だからこそ、一映画ファンとして私はそう思っているのです。